山里産業株式会社

●溶接施工法確認検査記録（PQR)について
●中華人民共和国・計量器具型式認証
●ロシアの認証

●ATEX(防爆指令)適合温度センサ
●国内防爆適合多対式温度センサ

圧力機器及び圧力配管に関わる溶接に関し、適用法規(規格)では、耐圧部の溶接及びフック、ラグ等の非耐圧部品を耐圧部に溶接する場合の溶接の方法、母材の種類、溶接棒の種類，予熱の温度、応力除去の方法　シールドガスの種類等に応じて、適用される法規（規格）で要求された試験を行い、あらかじめ確認された溶接施工方法で溶接するように要求されております。
当社の製品の一つであるフランジ付きサーモウエルのフランジとウエルの溶接においても、適用される法規に基づき認定された溶接士、溶接施工法　及び溶接施工法確認検査記録が必要となります。
当社では、適用法規（規格）で要求されている溶接に対する品質を確保する事が、溶接に関するあらゆるトラブルを未然に防ぎ、対象機器、プラントの安定操業のために必要不可欠であると考え、各適用法規（規格）に合致した溶接士、溶接施工法認定を取得することにより、溶接士技量及び溶接品質の維持向上に努めております。

当社はATEX（防爆指令）に基づく「ＣＥマーキング」の対応が可能です。
ＣＥマーキングは、欧州共同体（ＥＵ）及び欧州基準を適用する諸外国で販売する製品に表示しなくてはならないマークであります。このＣＥマーキングは既に各種機器や部品、家電製品、圧力機器など、さまざまな製品に対して表示を義務付けられ、実施されています。ATEXはフランス語の「Atmospheres Explosibles」（爆発性雰囲気）の意で、EC加盟国域内で、製造、販売、流通、設置される爆発性雰囲気での使用を目的とした電気機器や災害防止システムは規制の対象となります。
当社では、ATEX指令に従った、製品の安全を立証する各種技術データをまとめオランダの認証機関ＫＥＭＡの監査を受け「ＣＥマーキング」の対応が可能となっております。

認証製品	多対式温度センサ一対式温度センサ
認証事業所	高槻工場（大阪府高槻市） YAMARI SINGAPORE PTE LTD（ｼﾝｶﾞﾎﾟｰﾙ）

弊社は中華人民共和国の測定器具型式認証への対応が可能です。
中華人民共和国　国家技術監督局発行　測定器具監督管理規定　第三章測定器具輸入審査　第十二条輸入測定器具審査規定に基づき申請を行い対応が可能となっております。
対象となる製品は熱電対・測温抵抗体です。

当社の多対式温度センサは、ATEX防爆指令に引き続き日本国内での耐圧防爆への対応が新たに可能となりました。
耐圧防爆構造は、容器の内部に侵入した爆発性雰囲気による内部爆発に対して、損傷を受けることなく耐え、かつ、容器の全ての接合部又は構造上の開口部を通して外部の対象とするガス又は蒸気の爆発性雰囲気への引火を生ずる事のない電気機器の防爆構造です。
従って、爆発の可能性があるような危険な場所においても使用可能となります。

認証製品	多対式温度センサ
検定機関	産業安全技術協会
特　徴	強度に優れたステンレス製
保護等級	IP67（IEC）

弊社では、このたびロシア（GOST-R）に関連する各種認証を取得いたしました。
弊社製品の安全性および品質が認められた事により、必要に応じて以下の各種認証書等を有効利用し、ロシアへ円滑に熱電対および測温抵抗体が納入できます。
　尚これらは、シンガポールの子会社Yamari Singapore Pte.Ltd.でも同様に取得しており、対応が可能です。

　１．GOST APPROVAL

別名TYPE APPROVALと称されておるもので、ロシア通関の際に必要となります。
弊社では熱電対および測温抵抗体について、TYPE APPROVALの認証取得の必要
がない旨の証明としてVNIIS Letterを取得しております。

　２．PATERN APPROVAL

この認証は計測機器をロシア連邦内で使用しても良いという製品使用許可です。
シース熱電対、保護管形熱電対、シース測温抵抗体、保護管形測温抵抗体
のPATERN APPROVALを取得しました。

　３．EXPLOSIONPROOF APPROVAL（耐圧防爆認証）

シース熱電対、シース測温抵抗体を基本に２線
伝送器搭載タイプや多対式温度センサなど数々
の種類において、耐圧防爆構造のロシア認証を
取得しております。

　４．PERMISSION FOR APPLICATION

工業安全の監視と指導を行う機関であるロシア連邦
鉱工業監督局(GGTN:GOSGORTEKHNADZOR)の品
質監査を受け、ロシアに納入する防爆製品に対し防爆
エリア内での使用許可書を取得しました。

　５．PRIMARY CALIBRATION

計測機器設置時に、通常はGOSTによる機器の校正がなされますが、
PRIMARY CALIBRATIONを取得しましたので、弊社の認証された計測機器の
場合は、この初回校正が免除されることになり、イニシャルコストの軽減につながります。